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私たちの脳は、基本的に楽しい、嬉しい、気持ちいいなどの快感よりも、恐怖や不安を強く感じる傾向があります。
なぜかと言えば、恐怖や不安が生命を維持する上で重要だからだと考えられます。



僕ら人間が、まだおサルさんだったころのことを考えてみます。
例えば、森などで危険な場所や動物に遭遇したときに、それが命を脅かすものだと気づき身を守るためや、これと同じような状況に再び陥らないように記憶し、危険に備えるためには、恐怖感や不安感の存在が欠かせません。




パニック障害の患者さんを診ることがありますが、電車などで症状が出た場合、それ以後、電車が怖くなるという現象もこの理屈を考えると納得できますね。
ただ、人間には学習能力がありますから、何度か問題なく電車に乗れると、「あっ、意外と平気だ」と気づき、少しづつ克服できるものですが。
(関連記事⇒パニック障害(発作)の原因、ストレスや冷えとの関係について


実際問題、恐怖感をあまり持たない個体は、生存戦略上、確実に不利です。


例えば、痛みを感じることができない病気として、通称、無痛症というものがありますが、こういった症状を持っている子供などは、遊んでいる時にも無茶をしてしまい、ケガにつながるケースが多いようです。


痛み対しての恐怖感が無いので、ここまでしてしまうと危ないというブレーキも鈍るのでしょうね。


また、繁華街の道を一本裏に入っただけで、明らかに世界が変わるほど、危険な場所がたまにありますが、こういった場所を「なんとなく嫌な感じがする・・」と、嗅ぎ分けられない人は、それだけ身を危険に晒すことになるわけです。


ちなみに僕は、職業柄、わりと人の雰囲気などを見る方ですが、電車などで、「あっ、この人はちょっと嫌な感じだな」と思うと必ず距離を取るようにしています。
我ながら、臆病だな・・といつも思うのですが、なぜか昔から、暴力や危険の臭いというやつにとても敏感なんです。


極端な恐怖感は問題があるかもしれませんが、適切な場所で適切に恐怖を抱くことは、人(動物)として必要な能力といえそうです。
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今日は、思い込みが、いかに私たちの感覚に影響しているかが分かる実験の話です。


ウィスコンシン大学のニッケ博士という方が、ネイチャー神経科学誌にこんな内容の論文を発表しました。




43人の被験者に、ブドウ糖のような甘い化合物や、苦い薬物をさまざまな濃度で提示し、どれくらい快感があったか、もしくは、どれほど不快感があったかを質問した。
同時に、舌で感知した味覚情報を初めに処理する、第一次味覚野という脳内の部位をモニターしていく。


ニッケ博士は、ここでちょっとした仕掛けをした。


化合物を与える前に、それがどんな味なのかを「とても不快」や「少し不快」などと、予め教えたのだ。


ところが、この言葉には、時々ウソの情報が含まれている。


例えば、とても苦いなぁ化合物なのに、「少し不快」という情報が与えられると、第一次味覚野は、本来の苦さに比べて、弱い反応しかしなかった。
そこで、被験者にどんな味だったかを聞いてみると、確かに、その味の苦さを低く評価していたのだ。


逆に、「とても不快」と知らされてから、実際にとても苦い化合物を与えると、第一次味覚野の活動は強まり、同じ味より一層苦く感じた。
甘さについても、ほぼ同じ傾向が得られた。





このような研究を眺めてみると、私たちが、どれほど「思い込み」に左右されているかが分かりますね。
心の中の情報が、身体に物理的な影響を与えることが分かる良い例だと思います。


痛みなどの苦痛も同様に、思い込みによって大きな差が出ることはよく知られています。

関連記事⇒心が身体へ与える影響が強烈な理由


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菊地勇介
1982年10月16日生まれ てんびん座O型 東京都生まれ。 22歳の頃から、冷えとり健康法の指導、婦人科系の病気で実績のある吉祥寺中欧・理学気功院にて修行を始める。
異例のスピードで臨床の現場、研修生の指導を任され、現在は副院長として深く現場に関わりながらも、オリジナルのスタイル、独特の施術理念を活かした施術活動を展開、日々患者と向き合っている。
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