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米澤穂信/著 新潮文庫

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。




「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」の原作者、米澤穂信さんの作品です。
この方の作品は今回初めて読ませてもらいました。

他の作品を読んでないので、あくまで初読の感想ですけど、第一印象は「とっても読みやすい」ということです。
とにかくテンポがいい、通常ならもう少し回りくどく、長ったらしく説明するようなくだりでも、キャラクターの表情や、間でうまく表現しているので、どこにもひっかからずに一気に読めちゃうと思います。

ゴリゴリのミステリが好きじゃない方、あまり読書習慣の無い方なんかには特におすすめ出来ると思います。

さて、この作品の主題は、「パラレルワールド」です。並行宇宙なんて言うこともありますね。
「いくつもある選択肢の中から、何かを選び続ける」ことが人生のひとつの定義だとすれば、違った選択をした人生というのも「可能性」の中ではもちろん存在していたはずです。その「可能性の中だけの世界」が、実は何処かに存在していたとしたら・・

パラレルワールドの解釈はいろいろあるみたいですが、一般的にはこんな感じの世界のことだと考えていいと思います。

これは、SFではベタなプロットですが、多くの方に支持されるのものでしょう。

なぜなら、人間は誰しも後悔くらいしてますからね。「あの時ああすれば良かった・・」と思う出来事が無いという人はいないでしょうし、そういう潜在的な気持ちを刺激するのがパラレルワールドの物語なんじゃないでしょうか。

パラレルワールドを題材としたお話の中では、大概、そっちの世界の方が「良かった」こと、「悪かった」こと両方のエピソードが語られます。

そして、多くの場合、最終的に「最初は、パラレルワールドの方が断然良かったと思ってたけど、なんだかんだでやっぱり今の現実世界の方が良かったじゃん!」めでたしめでたし・・という結末になり、あの世界はいったい何だったんだろう・・という謎を残しながら、現実世界に戻った主人公の今後はいかに・・完。という結末が待っています。


「ああ、確かにこういうパターンよくある」と思う人も多いんじゃないでしょうか。


中には、「そのままあっちの世界で幸せになればいいじゃん」と、わざわざ現実世界に戻る主人公の行動原理に納得が出来ないと思った方も少なくないかもしれません。

僕も昔までは同じことを思ってました。

なんでわざわざ「辛い現実世界に戻らなきゃならないの?」と・・・

でも、今は思い直してます。

多くの作品の中で、あくまでパラレルワールドは、現実の世界を乗り越えていく力を身に付ける為の「修行の場」であって、永住してしまう場所ではありません。

なぜなのか・・

それは、多くの作者がそうせざるをえない、または、そうしたい理由があるからじゃないでしょうか。



では、パラレルワールドに永住せず、現実世界に戻らなきゃならない理由とは何か・・

まあ、引っ張るほど大したことじゃないんですが、結局「作家さんのメッセージ」だと思うんです。

多くの作家さんは、少なからず自分の作品を通して僕ら読者に「何かを与えたい」と思っているはずです。多分、読者を貶めてやろうなんて人はいないんじゃないでしょうか。(仮に居たとしても、そんな意図から書かれた作品は売れやしないでしょうけど)

「パラレルワールドを否定して、現実世界を最終的に肯定する」というプロットから感じる大まかなメッセージは、「過去の選択をいくら悔やんでも、結局は今の現実で勝負しなきゃ駄目だよ!」ということになると思います。

こう書くと、あまりにベタ過ぎて、恥ずかしくなるようなメッセージですけど、ベタだからこそ大切な問題だということでしょう。

もしも、パラレルワールドを肯定してしまったなら、現実の世界を直視して、地に足をつけて生きることを否定してしまうことになる。

だからこそ、多くの作者はそれを最終的に否定しなきゃいけないと考えるんじゃないでしょうか。








「もしかすると、あれは「呪い」というものだったのだろうか・・」

「仮にそうだとすれば、私たちを生かしているのは、心の力に違いない・・・」

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菊地勇介
1982年10月16日生まれ てんびん座O型 東京都生まれ。 22歳の頃から、冷えとり健康法の指導、婦人科系の病気で実績のある吉祥寺中欧・理学気功院にて修行を始める。
異例のスピードで臨床の現場、研修生の指導を任され、現在は副院長として深く現場に関わりながらも、オリジナルのスタイル、独特の施術理念を活かした施術活動を展開、日々患者と向き合っている。
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